雑記

冨田真由さん刺傷事件、求められる未来の法律と安全性。

2016/05/28

アイドル(シンガーソングライター)の冨田真由さんが岩埼友宏容疑者に刺された事件で、まだ病院にいる冨田さんが一命を取り留めたようです。しかし、とても複雑な気持ちになります。傷がどのように残るかはわからないのですが、女の子ということで顔や体にそのような痕が残るというのは生きていてとてもつらいものではないでしょうか。そのまま死んだ方がよかったかというとそうでもありませんが、死ぬことよりもつらい生き地獄というのがやはりあると思います。本当に難しいところです。ですが、そういう事件が起きながらも命がある、生きている、というのは家族や周りの大切な人たちにしてみればこの上ない喜びでしょう。

今回の事件、防ぐ術はなかったのでしょうか。事件後、冨田さんが警察に相談していた事があきらかになったわけですが、警察は犯罪行為を取り締まる機関であるため、動くのが難しいところでしょう。今回は事件に繋がってしまったわけですが、もし結果論をもとに対応基準を変えてしまえば、あきらかに事件性のない案件にまで時間をとられてしまいます。数少ない、今回のような事件に繋がる案件を解決するために残りの、「事件性のない案件」の対応に追われていれば、警察の機能が著しく低下してしまう恐れがあります。本当はそういう問題も取り扱ってほしいというのがわれわれ一般人の本音ですが…。

さらに今回、岩埼容疑者が冨田さんのツイッターに執拗な書き込みをしていたということが明らかになっているわけですが、このような嫌がらせなどを取り締まる法律としては、ストーカー規制法が存在します。ストーカー規制法で対象になる行為は次のようなものです。

  • つきまとい・待ち伏せ・押し掛け
  • 面会・交際の要求
  • 乱暴な言動
  • 無言電話・連続した電話・ファックス
  • 汚物などの送付
  • 名誉を傷つける
  • 性的羞恥心の侵害

これらに加え昨年の7月23日に電子メールでの嫌がらせ、という行為もストーカー規制法の対象になりました。ですが、今回冨田さんが岩埼容疑者に執拗な書き込みを受けていたのはツイッター上であり、電子メールによるものではありません。なんと、SNSでの書き込みは対象外であるのです。時代の流れに法改正が追い付いていない典型的な例でしょう。
相談を受けた警視庁武蔵野署は、「書き込みがSNSであるために人身安全関連事案総合対策本部へ連絡しなかった、というわけではない」としていますがそれも一つの要因だと思います。

補足…人身安全関連事案総合対策本部とは、増加傾向にあるストーカー被害や児童虐待などに一元的に対応するために発足された警視庁の対策組織。ストーカー・DV対策本部を拡大させた形になっています。

富田真由さんは所属していた事務所を離れ、フリーで活動していたそうです。そうなると、事務所所属の芸能人と比べ、安全の確保がより困難になります。どうすれば、冨田さんは傷付かずに済んだのでしょうか。時間はもう巻き戻せませんが、私たちがこの問題について考えていくことが冨田さんへのせめてもの慰めではないでしょうか。

では、このへんで。

 

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