音楽

フジコ・ヘミングの演奏。その評価は…?

2016/10/22

今夜、フジコ・ヘミングさんが深いい話に出演します。バラエティなんて珍しいですよね。彼女のことについて書いていきたいと思います。

フジコ・ヘミング。日本人のような、外国人のような、よく分からないお名前ですよね。彼女は日本人の母とロシア系スウェーデン人の父親の間に生まれました。出生地はベルリンです。5歳で日本に帰国します。ピアノを始めるきっかけはもともとピアニストであった母親の存在でした。

16歳にフジコ・へミングさんは中耳炎で右耳の聴覚を失ってしまいます。僕も中耳炎になったことがあるのですが、失聴してしまうケースがあるのは初めて知りました。気を付けないといけないです。

右耳にハンデを負いながらも17歳にはデビューコンサートを果たすまでになりました。その後、東京音楽学校に入学。NHK毎日コンクールや文化放送音楽賞などの賞を受賞しています。

彼女が誇りにしていることは、偉大な指揮者であるブルーノ・マデルナに才能を認められ、彼のソリストとして契約したことです(ソリストは演奏の主役)。ですが、そのリサイタルで風邪をこじらせてしまい、もともと右耳の聴力を失っていましたが、なんと左耳の聴力まで失ってしまったのです。

このアクシデントにより演奏家としてのキャリアはストップしてしまいます。しかし、その後音楽教師の資格を取得、ピアノの教師をしながらコンサート活動を続けました。地道にキャリアを積みなおした彼女は2000年以降、ソロ活動を行う傍ら海外の一流オーケストラと共演し活躍を続けています。

で、気になる演奏ですが、フジコへミングさんは非常に独特な弾き方をされます。ミスタッチが多く、演奏のテンポが遅かったりするため、評価は真っ二つといったところ。たとえば、フジコへミングといえばこの曲というほど有名なのは「ラ・カンパネラ」。種類がたくさんあるのですが、彼女が弾いたのは「パガニーニによる大練習曲第3番」(以下、ラ・カンパネラ)です。

作曲者であるフランツ・リストはそもそも本人がとてつもなく上手いピアニストであり、彼が作曲した曲は難易度が高いものが多いです。「ラ・カンパネラ」も非常に難易度が高く、演奏者は技術をみせつけるかのように早いテンポで弾かれます。しかし、フジコ・へミングさんは拍子抜けしてしまうくらいゆったりとしたテンポで弾かれるのです。クラシックは曲の「解釈」が重要であるわけですが、そもそもフランツ・リストは超絶技巧を誇ったヴァイオリニストのパガニーニに影響を受けています。その影響で誰にも弾けないような曲をたくさん作ってしまったため(笑)、この「ラ・カンパネラ」もそういう解釈で弾くのが妥当なのではと思われます。

ですが音楽とは難しいもので、そのゆったりとした演奏(という言葉だけでは表現できませんが)がまたいい味を出しているとも言われます。僕は好きな方です。

実際に聴いてみるのがいいと思うので、有名な日本人ピアニストである辻井伸行さんの演奏と比較してみてください。

フジコ・ヘミング


辻井伸行

 

どうでしたか…?同じ曲でも演奏者によって解釈が変わるため、それを聴き比べてみるのがクラシックの楽しみ方のひとつです。他にもフジコ・ヘミングさんの演奏はyoutubeでも見られるのでいろいろチェックしてみてはどうでしょうか?

では。このへんで。ありがとうございます。

 

 

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