雑学

世界仰天ニュースで「家の中のセウォル号事件」!PHMGって!?日本は大丈夫!?

2016/10/22

「家の中のセウォル号事件」が話題になっています。そもそもセウォル号事件とは記憶にも新しい2年前、韓国で起きたフェリー転覆事故のことです。客の救出義務を負っているはずの船長が真っ先に船から逃げ出し、殺人罪での無期懲役判定が下されました。そもそもセウォル号が転覆したのも過積載が原因であったと言われ、運航会社の企業としての無責任さやモラルの低さが招いた事故でありました。

今回の「家の中のセウォル号事件」も同様に企業のコンプライアンスが欠如していた問題であることからセウォル号転覆事故になぞらえています。「家の中」というのがポイントで家の中にあるものが危険に繋がったのです。

その家の中にあるものとは「加湿器」です。

加湿器の殺菌剤に含まれるPHMG(ポリヘキサメチレングアニジン)が多くの人の命を奪っていました。PHMGは人体の皮膚に接触する分には害はないものの、鼻から吸引すると肺にダメージを与えてしまいます。販売を許可した政府、販売した企業の「肌に触れても安全なものは吸引しても大丈夫」という安易な考えが多くの犠牲者を生み出してしまったのです。

そして事件から5年が経ち、安全であると商品に虚偽の記載をしていたオキシー社(オキシーレキッドベンキーザー社)の日本・韓国法人代表、アタ・シャフダー氏がようやく謝罪しました。しかし、亡くなった人たちは戻ってきません。遺族の方々は納得できないでしょう。

 

大きな問題となってしまった「家の中のセウォル号事件」。では日本の加湿器はどうなのでしょうか。オキシー社は英国に本社がある日用品メーカー「レキット・ベンキーザー」の韓国法人ですが、日本にも法人はあります。ですが、問題の殺菌剤は「販売していない」ということなので安心ですね。

そもそも日本では、厚生労働省が液体殺菌剤や噴霧型の消毒剤については「毒性を考えると、非常に危険である」としていて使用を禁じています。日本の加湿器殺菌剤は、クエン酸を使った商品がほとんどです。化学成分の安全性検査が義務付けられているため私たちは安心してこれらの商品を使うことができます。

 

企業は顧客のことを第一に考えなければならない、ということを改めて知らされる事件でしたね。ですが、最近日本でも企業のコンプライアンスがないがしろにされてきているのでは?という声をよく耳にします。一番大切なものは何なのか、常に考える必要があります。

では、このへんで。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

-雑学
-, , , , , ,