ネパールの首都カトマンズで生き神「クマリ」の任命儀式が行われたようです。

ネパールの首都カトマンズで28日、新たに生き神「クマリ」に選ばれたトリシュナ・シャキャちゃん(3)が任命の儀式に臨んだ。(写真は父親(左)に抱えられて新居の宮殿へと向かうトリシュナ・シャキャちゃん)
真っ赤なドレスに身を包んだシャキャちゃんは父親に抱きかかえられながら自宅を出発。家族らに付き添われながらダルバール広場を通り、儀式が行われる同広場の宮殿へと向かった。(時事通信より)
僕はクマリという単語を初めて耳にしたのですが一体何なのでしょうか?
クマリって何?
まずはクマリが何なのか、どういった存在であるのかを調べてみました。調べてみるとクマリはネパールの”生き神”であることが判明。「クマリ」という単語には処女、や純粋な、という意味があるそう。処女信仰のようなものなのでしょうか?
クマリにはロイヤルクマリ(1人)とローカルクマリ(10人ほど)がいます。ロイヤルクマリはなんと国王をもひれ伏すのだとか…。すげぇ…、ロイヤルクマリ。
ちなみに今回クマリに任命されたトリシュナ・シャキャちゃんはロイヤルクマリだそうで…。すごいですね。
日本では考えられないような風習ですが、やっぱり世界は広いなーと思いましたね。ちなみにロイヤルクマリは
クマリの決め方や退任後はどうなるの?
クマリになるには条件があるみたいです。その条件なんと32…!以下はその一部となっています。
- 健康であること
- すべての歯が欠けていないこと
- 菩薩樹のような身体
- 牛のようなまつげであること
- 獅子のような胸
- 鹿のような脚
- アヒルのように柔らかく透き通った声
- 黒い髪と目
また、クマリである期間なのですが、クマリに任命されると死ぬまでずっとクマリであり続けるのかというとそうでもないらしく、初潮や乳歯の生え変わりで出血を伴うことにより退任となるようです。「神聖さを失ったから」だそうで、いかにも処女信仰らしい考えですね。
退任したクマリは”普通の少女”に戻れるそうです。ということはまた家族とも暮らせるということになります。しかし、今まで神として崇めていた少女がいきなり普通の女の子になりました。…といわれても家族以外の人間はどのように接していいのかわからないですよね。汗 僕の周りで言うのであれば降格してきた課長のようなものでしょうか?かなり接しづらいです。笑 というか神と課長を同レベルで扱ってはいけませんね。汗
クマリの儀式内容って?
クマリになる儀式はタルハール広場の奥にある宮殿で行われたみたいですね。…しかし肝心な儀式の内容については情報がほとんどありませんでした。
引き続き調べてみたいと思います。
まとめ
「生き神」って日本に住んでいる僕らからすると、もう漫画とかアニメとかで出てきそうな、とかそのくらいのイメージでしたが、まさか本当に生き神がいるなんてびっくりしました。